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スポーツ分析ソフトでよく使われるXMLファイルって何なの?

更新日:2021年5月20日

ビデオアナリストは、ソフトウェアを考える時に・・・


【分析データの扱いやすさ】を第一に考えます。


つまり、分析データを快適にチームに共有できているのかという点を大切にしているということです。

また、それら分析データを別のプログラムで使用できるのかというのも考慮する点の1つです。


もしNacsportを使用するのであれば、上の2つに対する答えは「はい」と言えるでしょう。


そして、


その秘訣は・・・


このブログのタイトルでもある【XMLファイル】にあるのです。


それでは、XMLファイルとは何なのでしょうか?どのように使用するのでしょうか?


〜目次〜 1、XMLファイルとは? 2、ビデオ分析でのXMLファイルの使用法 3、XMLファイルデータのインポート

4、XMLファイルデータのエクスポート


『XMLファイルとは?』 基本的な部分から始めたいと思います。


XMLとはさまざまな種類のテキストデータを格納するファイルタイプであり、eXtensible Markup Languageを略したものになります。


そして、このデータは、それほど大きくなく、テキストエディタを使用すれば、簡単に編集できる簡単なファイルでもあります。 しかし、これがビデオ分析と何の関係があるのでしょうか・・・? これらのファイルを使用すると、オブジェクト(映像)にカスタムラベルを追加し、データを区別できるようになるのです。


『ビデオ分析でのXMLファイルの使用法』 アルゼンチンでは、スポーツ分析ソフトで有名なWindows用のソフトウェアでもあるNacsportとMac用のソフトウェアでもあるSportscodeの両方を使用しているチームがあります。


それでは、彼らはどのように仕事をしているのでしょうか?


ここに、XMLファイルの重要性が隠れています、 今になり、WindowsとMacの互換性は良くなってきたものの、複雑なデータや専門的なデータとなると、データの受け渡しが難しくなります。しかし、このXMLファイルを使用すると、簡単にデータを共有し、共同作業を行うことができます。 例えば、Nacsportを使用した分析データをXMLファイルとしてエクスポートすることで、Sportscodeを使用しているチームメイトと作業を共有することができるということです。



XMLファイルはアナリストにとってのネットワークの一部であり、分析データを共有するためには理想的なファイルと言えます。 さらに言えば、XMLファイルはPDF、docx、pptx、またはxlsx形式などに変換することもできるため、マルチプラットフォーム作業に非常に便利なファイルでもあるのです。 難しい理論的な話はここまでにして、XMLファイルの実際の使用法をいくつか見てみましょう。


『XMLファイルデータのインポート』 重ねてお伝えするようですが、ビデオ分析において、XMLファイルが便利な理由な一つとして、データを簡単に共有できるところにあります。 例えば、InStatなどのデータプロバイダー会社を使用してデータを得る場合でも、データプロバイダー会社からXMLファイルデータをダウンロードし、ご使用になっているソフトウェア(Nacsportなど)にインポートするだけで、簡単に、正データを映像ファイルにインポートすることが可能です。


『データをカスタマイズしインポート』 Nacsportでは、大量のXMLデータを、フィルタリングし、必要なデータを正確にインポートすることが可能です。 これの実際的な例は、試合のすべてのプレーヤーのデータから、ある1人のストライカーのデータのみを扱いたい場合に使えます。


『XMLファイルデータのエクスポート』 一方、異なるビデオ分析ソフトウェアを使用している他の仲間とデータを共有する場合は、XMLデータをエクスポートして送信するだけで、仲間は自分のソフトウェアや自分のマシンでデータを引き継ぎ分析することが可能です。 このように、分析データを共有する時には、ファイルが小さなXMLファイルが非常に役立ち、映像を送りあうよりも、遥かに早くデータの共有が可能になります。


『最後に・・・』


いかがでしたでしょうか? XMLファイルのこと、そして、xmlファイルが分析作業に非常に役立つことはわかって頂けましたでしょうか? 


ビデオ分析を始めるとXMLファイルという言葉をよく聞くようになると思います。

これから、ビデオ分析を始めたい方、この名前に今の内から慣れておきましょう!!。 この記事を読んで頂きありがとうございました!!


次回もお楽しみに!!



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『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はリコーブラックラムズでアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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