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Nacsportダッシュボードでタグ付けした映像を統計データに変える 〜上級編〜

更新日:10月22日

基本編では、ダッシュボードの基本について触れました。この後編では、この環境を最大限に活用するためのより高度な機能をご紹介します。 ダッシュボードの基本に関する記事はこちらから


目次

フィルターモード
合計表示
スタックモード
グループの対する値
ラベルのアラーム
タグの計算
変数ラベル
複数の分析からのダッシュボード

 

フィルターモード

この機能を説明するには具体的な例を使う方がわかりやすいでしょう。


想像してみてください・・・ カテゴリー「CORNER KICKS」(コーナーキック)と、ディスクリプター「2nd HALF」と「XAVI選手」があるとします。これらからどんなデータを得ることができるでしょうか?


1つ目は、 ・「2nd HALF(ディスクリプター)」での「CORNER KICKS(カテゴリー)」

・「XAVI選手(ディスクリプター)」による「CORNER KICKS(カテゴリー)」 つまり、組み合わせ"cat A + des A” と 組み合わせ“cat A + des B”の2つコラムを持ったチャートを得ることができます。


2つ目は、

・「XAVI選手(ディスクリプター)」による「2nd HALF(ディスクリプター)」での「CORNER KICKS(カテゴリー)」


一方でこちらは、組み合わせ“cat A + des A + des B”の1つコラムを持ったチャートを得ることができます。


フィルタモードはデフォルトではオフになっています。これがオプション1です。もしフィルタモードを選択すると、1つのコラム内でそれらのディスクリプターを一緒に見ることができるオプション2になります。

このオプションはバー/コラムチャートでのみ使用できます。円グラフでは、1つのカテゴリーと複数のディスクリプターを使用し、フィルターオプションを使用して別のディスクリプターグループと比較することができます。



合計表示

この機能も具体的な例を使う方がわかりやすいでしょう。 まず初めに、こちらはデータラベル専用で使用することができます。先ほどと同じようにデフォルトではこのオプションは選択されていません。 では、上と同じ例を使って進めていきたいと思います。 カテゴリー「CORNER KICKS」(コーナーキック)と、ディスクリプター「2nd HALF」と「XAVI選手」があります。 データラベルの設定画面に行き、 「CORNER KICKS(カテゴリー)」を選択し、「XAVI選手(ディスクリプター)」「2nd HALF(ディスクリプター)」を選択すると、「XAVI選手(ディスクリプター)」による「2nd HALF(ディスクリプター)」での「CORNER KICKS(カテゴリー)」数を見ることができます。

一方、「合計表示」オプションを選択すると、「2nd HALF(ディスクリプター)」、または「XAVI選手(ディスクリプター)」が含まれた「CORNER KICKS(カテゴリー)」の数が表示されます。 つまり、この例で見ると、試合全体で「XAVI選手(ディスクリプター)」による「CORNER KICKS(カテゴリー)」数と「2nd HALF(ディスクリプター)」での「CORNER KICKS(カテゴリー)」の数の合計が表示されるようになります。




スタックモード


とてもシンプルです。 スタックモードを使用すると、異なるオプションを1つの列にまとめることができます。




グループに対する値


グループはテンプレート内で作成することができます。共通の要素を持つボタンをまとめるために使用されます(例:すべての守備アクション)。この機能を使用することで、そのグループに関連する特定のボタンに関するデータを見つけるのに役立ちます。 この機能は円グラフとデータラベルで使用可能で、とても相性が良いです。

次のビデオチュートリアルでは、グループの作成方法とダッシュボードへの適用方法について示しています:





ラベルのアラーム


アラームは、ラベルが設定された数値またはパーセンテージ値に達したときにユーザーに警告します。3つの異なる値と色で3つのアラームを選択することができます。アラームが数値に達すると、ラベルの周りに点滅する四角形が表示されます。背景色を変更するオプションを選択すると、ラベル全体の色がアラームの色に変わります。




タグの計算


この機能も具体的な例を使う方がわかりやすいでしょう。

では、考えてみてください・・・ バスケットボールでは、1ポイント、2ポイント、3ポイントと異なる得点方法があります。これらをダッシュボードで、特典として表示するためにはどうすれば良いでしょうか?


例えば、スコア、または、各プレーに点数を付けて(良い+1、悪い-1)、パフォーマンスの合計値を求めたいときに、ダッシュボード内での「タグの計算機能」を使用すると、タグに対して、足し算、引き算、かけ算、または割り算することができます。 以下のビデオで、それらがどのように動作するかを見ることができるので、ぜひ見てみましょう


変数ラベル


新しいラベルを作成するか変更せずに、チャートまたはラベルの結果を変更します(例えば、異なるプレイヤーの同じアイテムを知る必要がある場合:プレイヤーの名前が変数です)。



複数の分析からのダッシュボード

これまでに見たすべてのダッシュボードには、1つの分析からのデータのみが含まれています。しかし、Eliteライセンスを持っていれば、異なる分析ファイルからのデータを同じダッシュボードに集めることができます。以下の方法で動作します:





これで、Nacsportで利用可能な高度なダッシュボード機能の一部を紹介しました。このソフトウェアのこの側面やその他の側面に関する質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。喜んでお手伝いいたします。 読んでいただき、ありがとうございます!


 

原文作者:Duncan Ritchie

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