top of page

『新シーズンに向けた 7 つのスポーツ分析の目標指標』

本日は、すでに次のシーズンに向かっているアナリストに向けて記事を描きたいと思います。

もし、まだシーズン中だという方がいれば、シーズン終了が終わってからお読み頂ければと思います。


皆さん!!次のシーズンに向けての目標は決めましたか?

目標を持つことは重要であり、前進し続けるための原動力となります!! 次のシーズンに向かう今、来シーズンの計画を立てるのには素晴らしい時期だと言えるのではないでしょうか? ここでは、次のシーズンを改善するためのアイデアをいくつか紹介します。これらのアイデアを確固たる目標と実行可能なプロジェクトに変えることで、コミュニケーションを改善し、クラブ、コーチ、選手により多くのより良い情報を提供するための礎が得ることができます。そして、それがチームのパフォーマンスの向上につながります。 それでは、始めましょう…

指標 1: アナリスト部門の強化、改善、拡大

指標2: チームのコミュニケーションを改善

指標3: トレーニング分析の改善

指標 4: リアルタイム分析の改善

指標 5: ビデオ分析ソフトウェア使用法の改善

指標 6: より多くのデータを迅速に生成する準備

指標 7: プレゼンテーショの改善


『指標 1: アナリスト部門の強化、改善、拡大』 ビデオ分析の進化は目を見張るものがあります。最近では、アナリストが働ける場所はプロだけのものではなく、あらゆるレベルと年齢層で広がっています。

これまでスポーツ分析のテクノロジーはエリートクラブのニーズのもと作成されてきました。しかし、最近では、草の根クラブ、アマチュア、ユースチームなどのレベルのクラブでの使用も一般的となってきたのです。 これは、特に成長段階の選手、クラブ、チームにとっては、とても理にかなっていることだと思います。トップクラブでビデオ分析を一般的に使用するなら、それを若い世代や育成期の選手たちに伝えるは当たり前なのではないでしょうか? もちろん、映像分析は選手の育成にも役立ちます。映像分析により、選手たちは自身の弱点を明確にできるようになるのです。映像分析を使用し、選手の成長の全体像を確認し、成長過程を長期間にわたってグラフ化するのも良いことだと思います。 『指標2: チームのコミュニケーションを改善』 ここ20 年間のデジタル革命によって、スポーツは完全に変化したことを認めなければなりません。特にフィールド外での進歩・進化は、今後留まることはないでしょう。これにより、トレーニングやコミュニケーションは、以前とは同じものではなくなりました。チームと連絡を取るために物理的に一緒にいる必要がなくなったからです。 インターネットを通じて高速に連絡をとることができるようになりました。オンライン上で個別の情報を受け取ったり、オンライン上でミーティングを行ったり、コーチとプライベートに会話ができるようになったのです。デジタルコミュニケーションツールの恩恵より、クラウドを使用して、いつでも作業を共有でき、同じ場所にいなくても、すべてのメンバーとの連絡が円滑になり、選手がいつでも自分のパフォーマンスを確認できる機会を得ることができました。

今の時代、Dropbox や Google Drive など豊富なオンライン共有プラットフォームがあります。これらの多くは無料で利用できますが、アップロードできるデータの量には制限があります。そして、スポーツクラブの特定のニーズに対応し、スポーツ分析の保存と共有に特化したプラットフォームが少ないのも現実です しかし、Nacsportには、Sharimgと呼ばれるオンライン映像共有プラットフォームがあります。 Sharimg は、映像の保存、および共有するための安全なオンラインプラットフォームでスポーツクラブのニーズに合わせて設計されています。また、Nacsport と完全に統合されており、Nacsportの作業を簡単にアップロードすることも可能です。しかし、共有できるのは映像だけではなく、データマトリックスやプレゼンテーションも共有することが可能です。メッセージシステム、チームチャット、再生通知、統計、ユーザーロールなど他にも様々なツールがあります.. Nacsportには、Sharimgは、スポーツチームのコミュニケーションを改善するために作られたため、チームのコミュニケーションは間違いなく成長することでしょう!!


『指標3: トレーニング分析の改善』 現在、InStat などのスポーツデータプロバイダーは、ほぼ全てのスポーツの、選手、チーム、大会に関するデータ、情報を提供してくれています。多くのコーチ、アナリストは独自のデータを収集することを好みますが、実際には、多くの人々がこれらのプロバイダーを信頼して、より大量のデータをカバーする選択をしています。

当然のことですが、データプロバイダー会社は、私たちのトレーニングでの分析情報を提供してくれません。ここで客観的に考えてみましょう。重要なのは、試合がない日なのです。 試合までのトレーニングの出来具合は、試合に大きな影響を与えます。トレーニングが分析されていない場合、どのようにパフォーマンスを向上させることができるのでしょうか?トレーニングを分析することは、映像分析の世界では比較的新しいアイデアかもしれませんが、同時に、様々なメリットがあるため、より一般的になってきています。 アナリストはオフィスを離れ、他のコーチングスタッフと一緒にピッチに立ち、ゲーム中に提供するのと同じような分析サポートを行います。もちろんトレーニングから抽出できるデータはたくさんあります。 トレーニングの分析に関してはこちらの記事より詳しく学ぶことができます。 Nacsport には、Tag&view というスポーツ分析用のモバイル アプリがあります。トレーニング分析を行うのに最適なツールで、iOS デバイスでも利用可能が可能です。持ち運びに便利なiPhone やiPadを使用することで、より多くの場所で分析が可能となります。


『指標 4: リアルタイム分析の改善』 試合をさかのぼって分析することは、素晴らしいことではありますが、試合中にデータを収集し、リアルタイムでコーチにデータを渡すことができればどうでしょうか?目の前にある分析的証拠に基づいて戦略的意思決定を行うことができたら、すばらしいと思いませんか? ライブ分析について考えるとき、もしかしたらビッグ クラブのためのテクノロジーであると考えがちですが、実はそうでもありません。 ライブ分析をするためには、いくつかのオプションがあります。機器やソフトウェアによってはコストがかかりますが、チームにとってのメリットは非常に大きく、チームを勝利に導くための素晴らしいツールとなります。 そこに便利なのが、Nacsport Coach Stationです。


Nacsport Coach Stationはライブ分析をするための素晴らしいツールと言えるでしょう。 Nacsport Coach Station は、分析データをネットワーク経由でベンチにライブで送信するための専用ソフトウェアです。ベンチにいるコーチは、スタンドにいるアナリストからリアルタイムで映像やデータを受け取ることができます。




『指標 5: ビデオ分析ソフトウェア使用法の改善』 私たちが定期的に耳にする最大の課題の 1 つは、クラブ内のトレーニング中に起こります。分析に多くの時間を費やしたいが、時には、コーチの助けをする必要があり、その思いを実現できないことがあります。そこで重要なことは、ビデオ分析ソフトウェアの使用法を学び、より効率的に仕事をするということです。 Nacsport の公式コースは、ビデオ分析の基礎を学ぶことと、ソフトウェアの使用方法を学ぶことという 2 つの目標を達成しています。 アナリストの仕事量は多く、時にツールの仕組みを教えるための時間がないこともあります。そんな時にはNacsportの公式コースを使用することをお勧めします。 トレーニングに加えて、当社発行の正式な卒業証明と、ソフトウェアを3か月間の無料で使用することができます。


『指標 6: より多くのデータを迅速に生成する準備』 私たちはビッグデータの時代に生きています。つまり、データ、データ、データです。データが多ければ多いほど、重要な意思決定に役立ちます。

しかし、すべてのクラブが独自に多くの情報を生み出す能力を持っているわけではありません。この目的のために、スポーツデータプロバイダーがあるのです。

しかし、そこには明らかに、欠点があります。データプロバイダーの性質上、この情報は誰でも利用できるため、対戦相手もあなたとまったく同じ情報を入手しているということです。


どのデータが重要で、分析作業を強化するために使用できるのかを決定するのはアナリスト次第となります。 試合で優位に立つことに役立つためには、この共有されたデータと自分たち自身が収集したデータと組み合わせることも必須なのです。

また、アナリストがこのデータを分析、フィルタリング、表示する方法を知っていることも重要です。これにより、データから最大限のメリットを得ることができます。 NacsportとInStat アナリストの時間の 4 分の 3 は、データの提示に費やされていると言われています。 NacsportはInstat はパートナーシップ契約を結んでおり、データを簡単にダウンロード、フィルター処理、そして、追加することが可能です。 また、Hudl Sportscode などの他のタイムラインから XML データをインポートして、自ら作った分析に統合することもできます。 Nacsport 環境を離れることなく、KlipDraw を使用することで、描画とアニメーションを作成することができます。ダッシュボード環境で動的レポートやプレゼンテーションを作成し、作業後、直接 映像やデータをSharimg にアップロードしたり、データを Excel にエクスポートして、Tableau や Power BI などの外部データ視覚化プログラムで使用することも可能なのです。


『指標 7: プレゼンテーショの改善』 この指標は、前述したいくつかの指標とも密接に関連しています。アナリストのほとんどは、来シーズンの最大の目標の 1 つは、コミュニケーション スキルを向上させることだと言います。 以下にプレゼンテーション作成に役立つ記事がありますので、興味のある方は以下よりお読みください。



あなたの想像力に訴えかけるNacsportダッシュボードのための10の刺激的なアイデア ダッシュボード作成に重要なポイント(基本編)

ダッシュボード作成に重要なポイント(応用編)

実はとても簡単?!ダッシュボードで、エリアごとの情報を集計する方法

ボールポゼッション(ボール保持している時間)を測定する方法は?



『最後に・・・』

いかがでしたでしょうか?


あなたの目標は何ですか?

シーズンオフは、学びの時間です。ここで有意義な時間を使うことができたとき、来シーズンはより良いものとなります。僕は、この記事を翻訳しながら、世界のアナリストの考えを学び、さらに他の媒体でスポーツを学んでいます。


Nacsportが皆様にとっての学びの一つになることを心より祈っております。 Nacsportの公式SNSアカウントは以下から

Nacsport公式Facebookはこちら

『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はリコーブラックラムズでラグビーアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

Twitterで活動を確認する Facebookで活動を確認する

Instagramで活動を確認する

閲覧数:59回0件のコメント
bottom of page