Nacsportデスクトップスペースを最大限に活用する方法を伝授します!!
更新日:2021年5月20日
Nacsportでは、機能ごとに個別のウィンドウを持っています。
なぜこのように設計されているのでしょうか?
ユーザーの皆様に多様的に使用して頂きたいからです。この記事では、この独自の機能を最大限に活用する方法と、デスクトップスペースを最大限に活用する方法についていくつかのアイデアを紹介したいと思います。 〜目次〜
1、セカンドモニターを使用する
2、「クラシック」シングルスクリーン
3、映像の上に透明なテンプレートを設置する
4、テンプレートで縦長に作成し、スペースを節約
5、パネルフローでスペースを最適化
6、ビデオプレーヤーのサイズを設定する
7、レジスタウィンドウとタイムライウインドウを最小化する
8、すべてのウィンドウのサイズをアレンジする
9、レイアウトを保存
それでは見ていきましょう!!
『セカンドモニターを使用する』 Nacsportユーザーの多くは、セカンドモニターを使用し、作業をしています。そして、私たちもこの方法で作業することをお勧めします。セカンドモニターを使用する事で、一つのモニターをビデオ再生専用にし、もう一方で、Nacsport分析作業専用にすることができます。 Nacsportでプレゼンテーションを行う場合は、特にお勧めします。プロジェクターをセカンドスクリーンとして設定し、ラップトップ、またはPCスクリーンをNacsportコントロール用にし、ミーティング 参加者に映像のみを見せる事が可能になります。 もう1つの優れた手段は、iPadをセカンドスクリーンとして使用する事です。しかし、これには、DuetDisplayというアプリが必要です。


『「クラシック」シングルスクリーン』 何年にもわたって、様々なユーザーの異なる画面構成を見てきましたが、ビデオプレーヤーを左上隅に配置し、他の機能環境をその他空いているスペースに配置し分析するユーザーをよく目にします。私たちは、これらを「クラシック」と呼んでいます。 Nacsportでは、作業の段階に応じて変化しますが、ボタンテンプレート、ダッシュボード、またはプレゼンテーションウィンドウは通常右上隅に開かれます。また、タイムラインウィンドウやPlay byPlayウィンドウは下部に表示されます。そして、データマトリックスなどの追加ツールは通常、他の環境の上に表示されます。 分析しやすいように画面を再編成し、ウィンドウを移動させる事は可能です。.しかし、テンプレートやビデオプレーヤーなどは重要な要素のため、これら機能が他の機能の下にならないように設定する事をお勧めします。

『映像の上に透明なテンプレートを設置する。』 「クラシック」ほど一般的ではありませんが、これから説明するオプションはオリジナルであるだけでなく、非常に機能的であり、より1つの画面スペースを有効に活用する事が可能です。 フルスクリーンテンプレートを作成し、映像の邪魔にならないようにボタンをテンプレート端の近くに配置します。その後、テンプレートの背景を透明に設定すること、映像上でタグ付けする事ができるようになるのです。

『テンプレートで縦長に作成し、スペースを節約』 さまざまなアクションをレジスターするのに十分なボタンを用意することは、試合を深く分析するために、とても重要です。 そうは言っても、「万が一に備えて」と何千ものボタンを作成することはお勧めできません。テンプレートは機能的で、できるだけ多くのスペースを節約でき、よく考えられ、よく設計されている必要があります。Nacsportにはさまざまな機能があり、テンプレートの動作を損なうことなくテンプレートのサイズを縮小する事が可能です。 私たちが見るテンプレートの90%は縦に並べられています。なぜなら、ボタンテンプレートとその他環境が共存するための最良の方法だからです。(左上でビデオ再生、右上ボタンテンプレート、下にタイムライン)
『パネルフローでスペースを最適化』 このヒントは、特にPro +とEliteのユーザーが対象となります。このツールによって、Nacsportでのスポーツ分析が大きく変わりました。これにより、大量のデータをとるために使用していた巨大なテンプレートが、シンプルになりました。
カテゴリーボタンと、ディスクリプターボタンの連続した繋がりと、画面上に同時にすべてのボタンがある必要がない事が考慮され作られました。
ボタンと他のボタンテンプレートをリンクさせ、リンクされたボタンを起動させると別のボタンテンプレートに移動するという仕組みです。この機能により、画面上のスペースを大幅に節約できるだけではなく、テンプレートがシンプルになり、レジスタミスを防ぐ事ができます。

『ビデオプレーヤーのサイズを設定する』 Nacsportビデオプレーヤーは、おそらく最も重要な環境だと言えます。ビデオがなければ、分析はありません。このため、ビデオプレーヤーはデスクトップを構成する際に、とても重要なものとして考える必要があります Nacsportでは、ビデオプレーヤーのサイズ25、50、75、100%とさまざまなデフォルトサイズを用意しております。これは、元のビデオの比率を失うことなくプレーヤーのサイズを調整する事ができます。

『レジスタウィンドウとタイムライウインドウを最小化する』 レジスタウィンドウ、タイムラインウインドウは最小化できるようになっています。 レジスタウィンドウは通常、[Play by Play]ウィンドウ用のスペースを確保するために最小化されています。これにより、レジスタされたアクションのログを見る事が可能です。
一方でタイムラインウインドウは、レジスターをプレゼンテーションに直接アップロードして作業する場合に、最小化することがよくあります。 ウィンドウの上部にある2つの内向き矢印を示すアイコンをクリックすると、どちらのウィンドウも最小化する事が可能です。 『すべてのウィンドウのサイズをアレンジする』 全てのウィンドウのサイズは、手動で変更する事ができます。 もちろん、ウィンドウの内容に影響を与えたり、重要な情報が表示されなくなったりする場合もあるのため、いろいろ試し、最適なものを見つけることをお勧めします。
『レイアウトを保存』 上のヒントを考慮し、何時間もかけてウィンドウの調整と作業方法に適した画面の構成ができたとします。しかし、次回も作り直し。。。そんなことをする必要はありません。
Nacsportでは、あなたが作ったレイアウトを保存することも可能です。レジスタウィンドウのオプションメニュー([ Play by Play ]アイコンのすぐ横)の中にある[レイアウトの保存]を選択する事でレイアウトを保存する事が可能です。 そして、同じメニューから[レイアウトの読み込み]オプションを選択するだけで、設定したレイアウトを使用する事が可能になります。
最後に。。。 いかがでしたでしょうか?
今回は、Nacsportデスクトップスペースを最大限に活用するヒントについて書かせて頂きました。 最適なレイアウトとは、自分に合ったレイアウトの事です。この記事があなたにとって良いアイデアになった事を心より祈っております。
Nacsportの公式SNSアカウントは以下から
『筆者 Daisuke Matsuuraについて 』
関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はリコーブラックラムズでアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。
SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!