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Nacsportで複数アングルを使って分析しよう!!複数アングルで分析するメリットと方法を伝授します

更新日:2022年1月13日

この記事を読むと、Nacsportで複数アングルを使って分析する方法を理解できるようになります。


今回は、「複数アングルで分析するメリットとNacsport上で、複数アングルを使用し分析する方法」をまとめました!!


Nacsport Eliteを使用する最大の利点といえば、トレーニング、試合後の分析のために、最大4つの異なるビデオアングルを使用できることです。

複数アングルでトレーニングや試合を確認することでより深く分析することがきます。 しかし、それだけではありません。

少し技術的な話にはなりますが、Eliteを使用することで、2つの映像を同時にライブでキャプチャーすることができます。

この記事では、トレーニング、試合後、または、試合中にどのように複数の映像を取得し、それらをどう使用するのかについて詳しく説明していこうと思います。


〜目次〜 複数アングルで使用するための映像を取得するための準備と最適なツール

複数のアングルを使用して分析する

ビデオプレーヤー上でアングルを簡単に切り替える方法

プレゼンテーションウインドウ上で複数アングルを使用するコツ!!

複数のアングルをキャプチャーしながらライブ分析?!


『複数アングルで使用するための映像を取得するための準備と最適なツール』 注:一度に表示できるアングル数は、Nacsportのバージョンによって異なります。NacsportEliteとPro +だと4アングル、Scout +は2つの異なるアングルを同時に使用することができます。BasicおよびBasic +は1つに制限されています。同様に、この記事の最後の方に書かれている複数アングルでのライブキャプチャは、Eliteのみで利用することができます。


それではいきましょう!!





まず、Nacsportで複数アングルを使用するためには、必要な映像を取得する必要があります。


それは、Nacsportを使用しているトップチームがどんなツールを使用して、映像を取得しているかみてみましょう。


カメラ

-ハンディーカム

カメラ選びは、過去の記事『Nacsportがお勧めするスポーツ分析に優れた5つのカメラ』を参考に -ドローン -IPカメラと固定自動カメラ - モバイルデバイス


などを使用しています。


他にも・・・・


TVフィード

大きなクラブで働いているアナリストは、テレビなどで放送されているようなプロのカメラフィードにアクセスすることができます。



基本的に、Nacsportを使用しているアナリストは、Analysis Proが提供するAPマルチフィードビデオキャプチャデバイス(上の写真)などを使用して、TVフィードを取得します。このデバイスを使用することで、TVフィードはRTSP信号に変換され、ビデオ分析ソフトウェア上で使用されます。このプロセスについては、かなり技術的になる可能性があるため、ここでは詳しく説明はしません。しかし、興味がある方は、こちらにご連絡ください。 言うまでもなく、TVフィードは、プロによって撮影されているため、ライブ、または試合後の分析作業において優れたソースとなります。もし使用可能なのであれば、使用することを強くお勧めします。



複数のアングルを使用して分析する

さて、サイドライン、ベースライン、そして、ドローンから映像を取得することができました。


これら複数アングルをどのように使用にしましょう?


Nacsportでは、タグ付けをしているとき、タイムラインを表示しているとき、またはプレゼンテーションウインドウなどの様々な環境で複数アングルを有効的に使用することができます。


では、どのように複数の映像にリンクさせるのでしょうか?

それはとても簡単です!! Nacsport上のビデオプレーヤーにあるオプションメニュー(歯車のアイコン)をクリックして、[複数アングルをリンク]を選択するだけ!!

すると、新しいウィンドウが開き、上部に「メインビデオ」、「ビデオ2」、「ビデオ3」、「ビデオ4」というタブが表示されます。「新しいビデオを追加する」というタブを選択し、カメラアイコンをクリックして、そして、ビデオを選択する。


以上!!とても簡単だとは思いませんか?


映像がNacsportにリンクし終わった!!これで、複数アングルを使用して分析することができる!!



ごめんなさい。もう一つ作業があります。



それは、追加した映像をメイン映像に揃えることです。


これを行うための最良の方法は、サッカーのキックオフなどのわかりやすいポイントを見つけることです。


映像を揃える時の重要なこととして・・・必ずビデオファイルのフレームレートが同じであるかどうかを確認してください!!

たとえば、ビデオ仕様をみると、25fpsなどが書かれています。もし、フレームレートが異なるとうまく映像を揃えることができない可能性があります。

なので、必ず撮影する前に、カメラの設定を行い、全てのカメラで同じフレームワークの映像を撮影できるようにしましょう!!

映像を揃える詳しい方法は以下のYoutube映像より・・・



ビデオプレーヤー上でアングルを簡単に切り替える方法 Nacsportでは、複数アングルを切り替えて分析することができます。


時には、1つのアングルのみで映像を見たい時もあれば、4つ同時に見たいとき、また、好きなアングルを組み合わせた映像を見たいと思うことがあると思います。 個々のフィードを切り替えるには、ビデオプレーヤーのオプションメニューの左側にある番号をクリックするだけ!!

また、キーボードのホットキーを使用することもできます。 ホットキーは以下の写真のように設定されています。

左上の映像のみを見たい場合は、「4」、右上のみだと「5」といったようにです・・・




すべてのビデオを同時に表示したい場合は、上の写真のビデオ4の横にあるアイコンをクリックするだけです。これにより、すべてのビデオが同時に表示されるタイルモードになります。ホットキーを使用してこのモードに入るには、現在見ているビデオに対応する番号を押すだけです。たとえば、ビデオ1を視聴している時に、「4」を押すことでタイルモードに戻ります。 任意の2つのビデオフィードの組み合わせたい場合は、「Ctrl」キーを押しながら、表示する2つのビデオをマウスでクリックすることで可能になります。


『プレゼンテーションウインドウ上で複数アングルを使用する』 知っている方もおられると思いますが、キーボードの「3」または「挿入」をクリックすると、プレゼンテーションリストにタグ付けされた映像を追加することができます。 ここで1つ注意することがあります!!複数アングルで分析をしている時は、常にタイムラインでアクティブになっている映像のみがプレゼンテーションリストに追加されます。たとえば、ビデオプレーヤーでビデオ3がアクティブになっている場合、ビデオ3の映像のみがプレゼンテーションリストに表示されます。


しかし、この機能を上手く使うことで、選手に見て欲しいアングルのみのプレゼンテーションリストを作ることができます!!


もし、タイルモードで4つのアングルがアクティブにしている場合、すべてのアングルがグループ化されてリストに追加されます。追加さてプレゼンテーションウィンドウのビデオプレーヤーの上部に表示される番号付きのボタンを使用することで、アングルを自由に切り替えることができます。 タイルモードをアクティブにしていて、映像をプレゼンテーションリストに個別に追加したい場合は、「Ctrl」を押しながら「3」または「挿入」をクリックします。すると、個々のクリップとして、プレゼンテーションリストに追加されます。

少し上級者向けの機能ではありますが、複数の個別のアングルをグループ化することも可能です。「Ctrl」キーを押しながらグループ化したいクリップをクリックすると、クリックされたクリップがハイライトされます。必要なクリップをハイライトし、右クリックをして「グループビデオ」を選択します。逆に、グループ化を解除したい場合は、同じように、「Ctrl」キーを押しながらグループ化解除したいクリップをクリックし、ハイライトさせます。そこで、右クリックをして[ビデオのグループ化を解除]を選択すると、グループ化を解除することができます。 これら機能を上手く使用することで、選手たちに伝えたいポイントをしっかり伝えられるようになります。


複数のアングルをキャプチャーしながらライブ分析?! この記事の冒頭で述べたように、Nacsport Eliteの最大の利点の1つは、リアルタイム分析において、2つの異なるビデオフィードを一度に同時に取り組むことができることです。その他のすべてのバージョンでは、一度に1つのビデオソースのみをキャプチャしてタグ付けすることができます。 もちろん、Nacsport Elite上でマルチアングルフィードを設定するのは、他のバージョンでライブフィードを設定するのと同じように簡単です。メインメニューから「リアルタイムレジスタ」を選択し、ファイルに名前を付けてから、「メインビデオ」タブにフィードするデバイスを選択します。その後、2番目のカメラを追加するには、[2番目のアングル]タブをクリックして、2番目のフィードを提供するデバイスまたはIPアドレスを選択する。


それだけです!!


そして、2つのビデオフィードがアクティブになったら、通常どおりライブ分析を始めることができます。 少し追加情報にはなりますが、NacsportにはCoachStationというアプリがあります。このアプリを使用することで、ベンチや離れた場所にいるコーチと映像や分析データを共有することが可能になります。もちろん、どのアングルの映像を提供するかを選択することも可能です。ベンチにいるコーチに試合の映像や分析データをリアルタイムで見せることができる、これによるパワーは伝えなくても、あなたがスポーツを指導者であれば理解できるでしょう!!



複数アングルを使用することで、あなたの分析はさらに向上します。今まで以上に細かく修正点や、改善点を発見することができればどうでしょうか?


チームの成長をさらに加速させることができると思いませんか?

以上になります。



いかがでしたでしょうか?

Nacsportでは、全ての製品の30日間無料トライアルを実施しております。 この強力な機能に興味がある方は、こちらにご連絡ください。



お読み頂きありがとうございました。

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『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はブラックラムズ東京でラグビーアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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