• Daisuke Matsuura

スペイン流!!サッカー選手の個人分析レポートを作成する方法

マヌエル・ヌニェス氏


対戦相手チームの個人選手をどのように分析しますか?


彼らの主な特徴は何なのでしょうか?


選手やコーチへのレポートはどうあるべきなのでしょうか? スペインのサッカークラブ、レアル・ベティスの元アナリスト、マヌエル・ヌニェス氏が、対戦相手チームの各選手をどのように分析しているのか。


また、対戦相手チームの分析には、何を含めるべきなのか、何が必要ないのかなどの簡単なガイドを作成してくれました。


もちろん、これが全て正しいわけではありませんが、参考になればと思います。


次の試合の準備をするとき、私たちは対戦相手が戦術的にも、個人的にも何をしてくるのかを知っておく必要があります。 対戦相手を分析する上での基本的な部分は、個々の選手を調査する事です。


これから、私が考える対戦相手を分析、分析レポートを作成するときに必要なことをお伝えしていきます。様々な分析方法があるので、これが全てではありません。あくまでも、大まかなガイドとして使って頂ければ幸いです 私たちは、最終的に【書類レポート(説明)】【関連データの表】、そして、【各選手の特徴を掴むための映像】の3つを用意します


ここでは、「対戦相手の選手は何をするのか」という質問に対する答えを明確にしておくことが重要です。


そして、レポートの目的でもある【コーチと選手の両方が、試合の準備をより良くできるために】ということを常に頭に入れておきましょう!!





『選手情報を提供する』 レポートの最初は、基本的な対戦相手選手を含んだ簡単なプレゼンテーションです。


以下簡単な項目です


• フルネーム • ニックネーム •年齢、身長、体重 •利き足 • ポジション •国籍 • クラブ


・などなど これらは、主にWebページで見つける事ができます。




『大まかな像を理解するための、一般的な説明を選手に提示する』 このセクションは非常に重要です。わかりやすく簡潔な説明であり、このレポートを見ると対戦相手の大まかな情報を把握できるようになっている必要があります。


私たちは主に以下のような情報を選手に提供するようにしています。 •プレイスタイル • 強みと弱み •ユニークな能力 •攻撃、防御のプロファイル このセクションは、一般的な概要にすぎないことを忘れないでください。


そう。大まかな概要です。現時点では、詳細については説明しません。 時に、選手の体格に関する情報などを含めたりします。パワー、強さ、スピード、スキル、スタミナレベルなどなど・・・


また、イエローカードやレッドカードを過去に何枚受けたかや、プレー中の性格や態度についても入れる事もあります。





『攻撃の特徴』 この項目から、情報は少しずつ具体的になっていきます。


ここでは、対戦相手の選手の攻撃、そして、その選手がボールを持った時にどのように反応するのか、どのようにプレーするのかに焦点を当てます。



例えば •攻撃を始めるときのポジショニング •動き •どのようにマークを外すのか •優れた技術 •シューティング力 •フィールド上の他選手との繋がり •1対1の強さ 選手によって、内容を変更させます。





『守備の特性』 攻撃から守備に変わった時の反応や、守備の時にどのようにプレーするのかを見ていきます。



•どのようにプレッシャーをかけてくるのか •1対1の強さ •フットワークの能力 •インターセプト能力 •フィールドの端からの深いパスに対してどのように守備をするのか •素早くボールに反応するウィンガーいるのか •守備に参加するセンターフォワードなのかどうか

これらの多くは選手のポジショニングと深い関係があります。



『データを提示する』 このセクションでは主にデータのみが書かれています。

技術的、戦術的、フィジカル的なパフォーマンスを、テキスト、またはヒートマップやグラフを通して見ることができます。

•パス成功率 •アシスト数 •タックル成功率 •ゴール •フリーキック • 最大スピード •試合中の移動距離 •個人技 私たちはこれらの情報を、InStatなどのデータプロバイダーを通じて取得します。 これらは、コーチに提出する基本的な情報となります。





『レポートの鍵である映像』 映像レポートは、対戦相手を分析するための鍵となります。


言葉と数字を見ると、大まかに対戦相手の個々のスキルを掴むことができます。


しかし、映像を使用することで、選手たちが実際ピッチで直面する対戦の相手のプレーを確認する事ができるようになるのです。


これにより、対戦相手のプレースタイルを掴む事ができ、それに対抗する方法を考えさせる事が可能になります。 これら映像レポートは、チームミーティングの際に、大画面に投影してチーム全員に見てもらったり、アプリを使用して、各選手が個人で見ることができるようにしたりもしています。また、プレゼンテーションを、ポジションに合わせて作成することもあります。

選手の集中力を考えると動画コンテンツの長さは約2〜3分以内にする必要があります。


『最後に・・・』

以上は、あくまでもガイドラインでしかありません。個人レポートに正しい方法も間違った方法もありません。しかし、各コーチは好みレポートスタイルを持っています。なので、コーチの考えがレポート作成において、大きなヒントとなります。 これらガイドが皆様の役立つことを願っています。これを出発点として使用して、自分なりのレポートを作成してみてはいかがでしょうか? お読み頂きありがとうございました。



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『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はリコーブラックラムズでアナリストとして活動中。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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