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『どうやってデータを生成するの?アナリストとしてデータを扱う方法』

ビッグデータの時代に入り、スポーツチームでも大量のデータを使用するようになりました。一方で、アナリスト自身で独自のデータを生まなければならないこともあり、それがかえって大切な時もあります。


しかし、どうやって独自のデータを生成すればいいのでしょうか? 世界中の多くのトップチームは、様々なデータプロバイダー会社から膨大な量のデータを手にしています。一方で、データプロバイダー会社にカバーされていない下位リーグも存在します。データプロバイダー会社からデータを受けられないことは、大きな問題の一つです。しかし、これは、他のどのチームも持っていないデータを生成するチャンスでもあります。


そこで、、、

今回の記事では、独自でデータを作成するためのヒントを皆さんに共有します。

〜目次〜

ステップ1:データ収集システムを設計する

ステップ2:データを収集する

ステップ3:データを分析、フィルタリング、エクスポートする

ステップ4:データの視覚化


『ステップ1:データ収集システムを設計する』

データプロバイダー会社を使用でいないのであれば、独自のデータを収集する必要があります。Nacsportを使用する場合、データ収集は、ボタンテンプレートを使用して行います。 以下は、ボタンテンプレートの例となります。

スペイン語ですが、ゴール(gol)、攻撃(ataque)、リカバリー(recuperacíon)、ロスト(perdida)、などの情報を、さらにその他多くの情報が網羅されていることが一目でわかります。

ダッシュボード機能を使用すると、グラフやチャートに作成することができます。これにより、収集したデータを分析に役立つ情報へ変換することができます。

以下は、自チームと対戦相手チームのボールポゼッションを見るためのダッシュボードの例となります。


上のダッシュボードを作成するためには、次の記事「ボールポゼッション(ボール保持している時間)を測定する方法は?」にて詳しく説明しています。

テンプレートと対応するダッシュボードを設計する方法に関して言えば、https://www.youtube.com/watch?v=sm_-Q4cj2js&t=402s にもヒントがありますので、是非ご覧ください。




『ステップ2:データを収集する』 ボタンテンプレートが設計し、ダッシュボードを作成した後は、実際にデータを収集していきます。 データ収集は、試合中ライブで行ったり、YouTubeにある映像をストリームしながら行ったりすることも可能です。もちろん、試合後に映像データを使用して、データを収集することも可能です。


『ステップ3:データを分析、フィルタリング、エクスポートする』 Nacsportには、収集した映像やデータを操作するためのさまざまなツールがあります。 これら機能により、簡単に定性的データが取得することができるようになります。定量的データである数字や孤立したデータだけを見るのではなく、それらデータに関連した映像も簡単に確認することができるのです。

また、数値データをExcelまたはPDF形式にエクスポートする方法もいくつかあります。

Excelだと、6つの異なる形式でエクスポートすることができ、PDFを使用すると、カテゴリーを時系列で整理したり、グループ化したりすることができます。



『ステップ4:データの視覚化』 最後のステップは、データをチャートやグラフに変換する方法についてです。 以下は、スプレットシートの例です。

スペイン語で、スプレッドシートには、選手、対戦相手、データ、パス、良い、悪い、前方、後方、広い、斜め、短い、長いなどのデータがあります。



データがセルに正しく入力されていなかったり、誤った数式が使用されていたりすると、正しい結果を得ることはできません。そのため、データを整理された状態で収集する必要があります。 Nacsportでは、データをExcelにエクスポートする方法がいくつかあるので、「あなたにとって最適な方法は何か?」を見つける必要があります。さらに、情報を整理することで、手動でデータ収集する場合だとしても、後で簡単に作業をすることが可能になります。


〜データ視覚化ツールの紹介〜

Nacsportでテストされた3つの外部プログラムを紹介したいと思います。

以下のプログラムは、データの情報変換に役立つだけではなく、Nacsportから書き出したデータをうまく使用することができます。 Excel Power BI Tableau

詳しくは、各プログラムのホームページより・・・・ ExcelとPowerBIの両方を組み合わせて情報を整理し、その後、PowerPointを使用し、ミーティングの資料を作成しているチームはたくさんあります。


『最後に・・・』


いかがでしたでしょうか?


本日は、自らデータを生成するためのヒントを紹介しました。

記事の中にもありましたが、整理しながらデータを集めることは、データ取得後の作業を簡易化するために本当に重要です。アナリストの多くはデータを取得した後、データはビジュアル化すると思います。例えば、Excelの場合だと、どの行にどのデータが来るのか・・・がとても重要になります。常に、同じ順番でデータを取得できるようにボタンテンプレートを作成することで、データをエクスポート、準備された関数の上に貼り付け、これだけでとても簡単にデータをビジュアル化することが可能になるのです。



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『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はブラックラムズ東京でラグビーアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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