フランス・ラグビーTop14 ASMクレルモンの分析に接近!!

ASMクレルモンは、フランスのラグビーリーグ、トップ14に所属する歴史あるクラブです。

一方、彼らのフランスリーグでの成績はというと・・・

2016/17シーズンは優勝、2018/19シーズンは準優勝という輝かしい成績を残しています。


私たちは、様々なチームを取材してきましたが、その中で一つ明白なことがあります。


それは・・・ チームの勝利の舞台裏には、素晴らしい準備があり、そこには分析部門、高性能のトレーニング施設、そして、一流のスタッフがいるということです。 この記事では、クレルモンのビデオアナリストであるラーキン氏に、クレルモンの分析のワークフローと、トレーニングセッション、試合、対戦相手の分析について尋ねていきます。


それでは、見ていきましょう!!

「目次」

ASMクレルモンのアナリスト ラーキン氏

トレーニングの分析

対戦相手の分析

試合分析:リアルタイム分析


ASMクレルモンのアナリストラーキン氏』


ほんの少しだけASMクレルモンのアナリストであるラーキン氏について紹介したいと思います。


ラーキン氏は、2006年からプロのラグビーアナリストとして働いています。彼は、エクセター大学でスポーツ運動学を学び、ブリストルラグビー、グロスターラグビー、ハリクインズで活躍した後、2017年にフランスのチームにヘッドハントされました。また彼は、クレルモンのアナリスト部門を率いるだけではなく、RFU(ラグビーコーチングライセンス)レベル3の資格を持つラグビーコーチでもあります。


それでは、本題に入っていきましょう!! 『トレーニングの分析』



世界中を見ても優れたチームが集まるトップ14に所属するクレルモンですが・・・


クラブには最先端のジム、プール、フィジオルーム、リカバリーエリアなどなど、

選手とコーチが求めるほぼ全てのものが最先端のレベルで揃っています。


下の映像では、クレルモンのトレーニング施設の内部を紹介していますので、是非ご覧ください!!





いかがでしたか?


素晴らしい設備に少し驚いた方もいるのではないでしょうか?

では、この優れた設備で行われるトレーニングをアナリストたちはどのように分析しているのでしょうか? 彼らは、

「トレーニングでは、できるだけ多くの角度で映像を撮影することが重要だ」

と語っています。

たとえば、スクラム分析をする場合、通常、4つの異なる角度から撮影します。ここでは、Nacsport Tag&viewがインストールされたタブレット、固定カメラ、さらにはドローンを使用して撮影します。


また、Tag & Viewを使用するだけではなく、NacsportEliteを使用し、ライブでタグ付けをしています。これにより、コーチや選手たちが、練習後にすぐレビューをすることができます!! 一方、ドローンを使用してトレーニングを撮影する際は、Nacsportの機能でもあるビデオソース無しでタグ付けをします。

下の写真をよく見てください!!彼は一度に2つのドローンを飛ばし、さらにタグを付けまでも行っています!!


マルチタスクをこなしている彼ですが、Nacsportについて次の語ってくれました。


「Nacsportでは、様々な映像形式に対応していて、簡単に処理することができます。撮影されたすべての映像は、タグ情報とともにNacsportに送られ、同期されます。その後、これらデータをフィルタリングし分析を行います。アタック、ディフェンスに分け、選手と共有するためにさまざまなプレイリストを準備します。これにより、コーチや選手たちは、自分に関連するクリップをすぐに確認することができるのです。」


『対戦相手の分析』

対戦相手の分析をする際は、独自に収集したデータと、OPTA(データを提供してくれる会社)からXMLデータをダウンロードし、Nacsportにインポート、そして、分析を始めます。 最初に、ポジション別のビデオリストを作成します。これらを選手たちが、NacsportViewerを使用して確認します。


ここで少し、Nacsport Viewerについて・・・

Nacsportの読み取り専用バージョンです。タグ付け機能は備わっていません。ただし、アナリストが作成したタイムライン、ダッシュボード、ビデオリストにはアクセスすることができます。クレルモンでは、選手たち自身で、映像を確認したり、プレイリストを作成したり、KlipDrawを使用してビデオに図面を追加したりしています。



クレルモンには、自分で映像をレビューするための部屋だけでなく、チームミーティング用のタッチスクリーンテレビを備えた部屋もあります。選手たちは、独自のプレイリストを作成し、イラストを追加したり、自らミーティングを開くこともあります。 『試合分析:リアルタイム分析』 スポーツにおいて、最も重要な日…

それは、試合の日です。


それでは、アナリストは試合中何をしているのでしょうか?



まず、できるだけ多くの映像を集めます。主なソースは、TVフィード!!最大4つの異なるアングルの映像が提供され、SDカードに保存されます。これら映像は、試合後の分析に使用します。また、試合中はライブキャプチャも必要です。 ライブ映像をNacsportEliteに直接フィードし、パネルフロー機能、クラスターボタン、リンクなどの高度なデータ収集ツールを使用し、可能な限り多くのデータを収集します。



データ受信アプリであるNacsport CoachStationを介して、リアルタイムでビデオクリップはベンチにいるのコーチたちに送信されます。コーチは、ビデオクリップから作成された、ダッシュボードでKPIを確認して、チームと選手のパフォーマンス状態を確認します。これにより、試合中、リアルな情報に基づいた戦術的決定を下すことができるようになるのです。 試合後はというと・・・アナリストはトレーニング分析と同様に、コーチと選手がレビューするための映像のリストを作成します。そして、このサイクルが回り続けるのです。




『最後に・・・』


いかがでしたでしょうか?

フランスの超強豪チームクレルモンに関する記事でした!! この記事を締めくくるにあたり、クレルモンの皆様に、Nacsportを信頼し、使用してくれていることを心から感謝いたします。また、今シーズンの活躍を心より祈っております。


お読み頂きありがとうございました!!



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『筆者 Daisuke Matsuuraについて


関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はブラックラムズ東京でラグビーアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。


SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!


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