更新日:2020年8月24日

本日はモントリオール・インパクトというチームのに接近しました。
モントリオール・インパクトはMLS(メジャーリーグサッカー)で最も有名なチームの1つです。
過去10年以内に2つの国内選手権を制覇し、2012年以降、すべてのカナダ選手権で準決勝以上進出の成績を残しています。
そして今回は、モントリオール・インパクトマキシム・シャリエ氏(以後シャリエ氏)にインタビューをさせて頂きました。
『Nacsportをいつ、どのように発見しましたか?』
Nacsportについて最初に耳にしたのは、2018年10月にアーカ・マジュマダル氏からソフトウェアに関したメールを受け取ったときだったよ。
『以前は何か他の分析ソフトウェアを使用していましたか?』
はい。以前はSportscode(およびLongomatch)を使用していたが、Sportscodeはアカデミーユーザーにとっては高価すぎるため、Nacsportを試してみることにしたんだ。
最初は確信を持てなかったが、それを採用することに決めた。
しかし、今では良い決断であったと確信しているよ。
『クラブ内のどの選手層がNacsportを使用していますか?』
全てのアカデミーチームでNacsportを使用しているよ。
それらは、全てで4チームある。
そして、私は約80人の選手たちを見ているよ。
『毎週どのくらいゲームを分析しますか?』
私はすべてのU19 / U17 / U15の試合と、時に、U14ゲームを分析する事があるよ。
少なくとも1週間に3ゲームは分析しているね。
時々連戦があるから、その時は、1週間に6つのゲームを分析しているよ。
『Nacsportをどのように使用しますか?』
私の場合、可能な場合はいつでもライブで分析し(天気と場所が許す限り)、各選手用の
個別クリップと、後で使用するコーチのチームクリップを作成する。
いつも私は、ゲームの前には、すべてのコーチが「戦術的に」何を、どのデータを必要としているのかを正確に理解している(ゲームプラン)。
『ライブで分析するとどのような利点がありますか?』
また、ライブで分析する理由はコーチに迅速なフィードバックを提供するためでもあるが、後で分析時間を節約するためでもあるよ。
2度目に試合を見ると、ライブで見逃した状況がたくさんあることに気づくんだ。
『分析チームの一員として、誰とよく連絡を取り合いますか?』
私はアカデミーで唯一のビデオアナリストだよ。
なので、各チームのヘッドコーチとアカデミーディレクターにレポートを送る事が仕事なんだ。
『相手チームを分析しますか?』
必要だと感じた場合のみ、ライバルチームを分析しますが、あまり頻繁に分析はしないよ。
『あなたの仕事をより効果的にするために何を必要としますか?』
『また、何があなたにストレスを与えますか?』
時々、自分の仕事量をどう扱っていくのかに迷っているような気がするんだ
私はよく一度に複数のプロジェクトを開始し、それらを完了するのに苦労してしまいる。
これは、おそらく、あまりにも多くの目標を設定していることを意味しているのだと思うよ。
私は自分の時間をより現実的に使用しなければならないと思っている。
アナリストとして働き始めてから1年になるが、今でも毎日勉強をしているよ。
『選手やコーチは分析作業に「納得/賛同」されていますか?』
今のところは、イエスかな。
来シーズンからは、選手の個々の成長にもっと焦点を当てていく予定だ。
これまでと違い、個人選手分析とチーム分析の仕事の比率は7:3になっていく予定だよ。
『分析やプレゼンテーションに他のツールを使用していますか?』
(KlipDraw、Tag&view、Sharimg)
KlipDrawを使用して、ビデオクリップの一部を強調するようにしている。
KlipDrawはプレイヤーへのメッセージに価値を加えるのにとても役立っているよ。
『外部データプロバイダーを使用していますか?』
(InStat、WyScoutなど)
はい。
InStatとOrtecsを使用しているよ。
『あなたは、アナリストの役割をどのように見ていますか?』
私たちの役割は、サッカー選手の発展とサッカー選手の未来だと思っている。
ゲームは近年非常に進化しており、常に高速化している、すべての選手は真のアスリートに近づいていると思う。
優れた選手と真の世界的なスターの違いは、意思決定と情報処理能力にあると思っている。
個人的には、分析は意思決定の発達に大きな助けになると考えている。
Nacsportは、チームとしての発展を支援し、若いプレイヤーがより良い意思決定を行うことができるように促しているよ。
『さいごに...』
いかがでしたでしょうか?
優れた選手と真の世界的なスターの違いは、意思決定と情報処理能力にある とても、良い学びになりました。
意思決定能力の発達は、どうしても選手に依存しがちになってしまう事があります。
分析をし、選手の意思決定能力の発達の手助けをしてみませんか?
『筆者 Daisuke Matsuuraについて 』
関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。
SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!
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