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アナリストスポットライト#6 タイタンズヘッドコーチ マット・ボリンジャー氏(アイスホッケー)

更新日:2020年8月25日



こんにちは!!

冷え込みも深くなってきましたね〜

選手の体調は如何でしょうか?


シーズン真っ只中の方は、自分たちの分析、対戦相手の分析で忙しくなってきているのではないでしょうか?


今回のアナリストスポットライトは・・・・

アメリカ合衆国St John’s Jesuit High schoolアイスホッケーチームタイタンズのヘッドコーチであるマット・ボリンジャー氏(以後ボリンジャー氏)です!


ボリンジャー氏には、シーズンの中でも非常に貴重な試合前の時間をいただき、Nacsportについてお聞きしてきました。


それでは、ボリンジャー氏に接近してみましょう!!




『Nacsport を導入した理由や経緯はどのようなものだったのですか?』


私は、約1年前、St Johnsに就任した時にNacsportを知ったんだ。

その当時、私たちはスポーツ分析ソフトの導入を検討していてコーチングスタッフと共に、様々なスポーツ分析ソフトを調査していた。


Nacsportには、カスタマイズ可能な「ホットキー」機能や個々のカテゴリー内のクリップをレビューする機能、編集した動画やデータを出力する機能など、私たちが求めていたすべての機能が備わっていたこを知った。

これに加えて、プレゼンテーションの材料を非常に簡単に準備することができるんだ。


これら機能は分析する上でとても役に立つと感じまた、使い慣れた形式だったということもあり、Nacsportを選んだんだよ。




『Nacsportを使用しているスタッフとその役割について教えてください』


私たちのチームでは、主に3人のアシスタントコーチがNacsportを使用しているよ。

その中の1人は、試合中のリアルタイムでのタグ付け作業を専門にしている。

彼のおかげで、試合終了後すぐにゲームを振り返ることができるし、たとえ試合中でも、特定のシーンについて確認し、議論することができるんだ。


他の2人のアシスタントコーチは主に、相手の反則により、相手チームの選手が1人減った状況である「パワープレイ」、そして自分たちの反則により、自分たちの選手が1人減った状況である「キルプレー」に焦点を当てて分析をしている。


私はヘッドコーチとして、ゲームの特定の部分のカテゴリーとクリップを振り返り、自チームについて、強化できる強みと対処が必要な弱みを分析してるんだ。

さらに、これらを行いながら、コーチングセッションで使うための映像も保存している。

また、対戦相手チームのシュートに関するクリップはすべて保存し、ゴールキーパーコーチに渡しているんだ。




『購入にあたって、Nacsportのサポートスタッフとはどんなやり取りがありましたか?』


購入する前にも、私たちはいくつか質問したいことがあったのでNacsportの担当者であるローリー氏と、その質問についてお話をしたよ。


ローリー氏はNacsportについての知識が本当に豊富で、多くのことに応えてくれるんだ。

購入した後も、沢山のことを彼女に連絡しましたが、そのたびに彼女は、私たちの質問や問題に対して迅速に、そして、丁寧に対応してくれ、それらの問題をスムーズに解決してくれた。




『Nacsportを使ったコーチングの流れについて、教えて頂けますか?』


先ほども言ったように、私たちは試合中にリアルタイムでタグ付けを行っているよ。

試合中であっても、スタッフ達が何か気づいたならば、すぐに解決するように努めている。


試合後は全てのコーチが集まって、試合の中の重要な場面に関して、映像を見直しながら確認し、課題をどう修正していくか話し合うんだ。


そして、そこで得たデータの一部はその週のトレーニングで使用します。

練習前はビデオを使用したミーティングを行い、スタッフ全員の意見を一致させるようにしています。


また、次の対戦相手の対策として、相手の「傾向」を分析し、強みと弱みのクリップを集めて、プレセンテーションの作成も行っています。




『Nacsportを使って良かったことをお聞かせ頂けますか?』


分析の仕事の大部分が効率化され、ゲーム内の特定の場面を簡単に集めて確認できるようになった。


Nacsportを使用することで、試合後の選手へ見せるべきだと感じたポイントを簡単に取り出すことができるんだ。


一度タグ付け作業を行えば、クリップ化したカテゴリーを簡単に整理でき、より論理的なコーチングにつなげることができる。




『論理的なコーチングとして活用できた時の話をします。』


これはある対戦相手との試合に臨んだ時のことなのですがその相手の全試合における得点の傾向を分析したところそのほどんどが、ターンオーバーからによるものか、パックのコントロールの悪さによるものが原因だとわかったんだ。


そこで私たちは、試合前のミーティングで、「対戦相手のパックを意識しろ!」と選手に強く伝えた。

その試合で選手たちは、ターンオーバーと不意なエラーの部分に関して、今シーズンで最も素晴らしいプレーを発揮してくれて、しっかりと勝利することができた。




『Nacsportはチームの役に立ちましたか?』


Nacsportを使用した昨年、私たちコーチングスタッフは、ビデオ分析セッションについて、多くのプレイヤーから非常にポジティブなフィードバックを受け取ることができました。


私たちのチームの全員がビデオを使用することはパフォーマンスを高めるのに非常に有益だと感じています。




『さいごに... 』


いかがでしたでしょうか?


対戦相手の分析はスポーツコーチの必須スキルになりつつあります。この記事にもありましたが、スポーツ分析をコーチングに取り入れる事で、より論理的にコーチングする事が可能になります。


スポーツ分析をうまく取り入れ、試合に望んでみませんか?


本日もお読み頂きありがとうございました。




『筆者 Daisuke Matsuuraについて


関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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