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アナリストスポットライト#12 「アナリスト兼コーチ」 ジョシュア・ピーターソン氏(ホッケー)

更新日:2020年8月24日



今回は、イギリスのケンブリッジシティホッケークラブのアナリスト兼アシスタントコーチ、ジョシュア・ピーターソン氏(以後ピーターソン氏)にインタビューさせて頂きました。


ピータソン氏にNacsportを使って頂いてから、2年目になりました。


このインタビューでは、ピーターソン氏がチームに分析を導入し始めた段階から選手がどのように適応していったか、さらには、結果がどのように変わったのかをお話していただきました。


これから新しくスポーツ分析を取り入れよう!としているコーチの方にとっても参考になる内容があると考えております!




『ピーターソン氏の今の仕事についてお教えて頂けますか?』


私は、パーソナルトレーナーとコーチの2つの仕事をしているよ。


その中でも、ナショナルリーグ イーストカンファレンスでプレーするケンブリッジシティホッケークラブ男子チームのトップチームで、アシスタントコーチ兼ビデオアナリストとして務めていて、今シーズンで2年目になるんだ。




『Nacsportを使い始めたのはいつですか?』


2018-19シーズン初めにNacsport Basicを購入し、今年1月により詳しい分析をしたいと思い、Basic Plusにアップグレードしたよ。


さらに、分析内容をより伝えやすくするために、KlipDrawも使い始めたんだ。




『他の分析ソフトの使用経験や、分析作業の経験はありますか?』


このクラブにくる前に、無料試用版のGamebreakerやHudlなどの他社製品を使用した経験があるよ。


また、私は学生の頃に研究論文のために【バドミントンとテニスのショットの比較調査】を行ったんだ。


そのため、ビデオ分析自体は学生時代からやっていたよ。


当時を振り返ると、あの頃にNacsportやKlipDrawがあれば、私の論文は10倍良くなったのでは?と思うよ。笑




『Nacsportとはどのように出会いましたか?』


2017年の終わりにツイッターでNacsportを見つけたんだ。


ヨーロッパのビッグクラブがNacsportを使用していると聞いて、少し興味が湧いた。


その後、AnalysisPro(イギリスの代理店)のブラッドリー氏に連絡を取ったんだ。


30分程度お話をするつもりで会ったんだけどブラッドリー氏は当時の私が本当に必要としていたことを正確に理解して親切に製品について説明してくれたおかげもあって気づけば、2時間も経ってたんだ。(ブラッドリー氏・・・あの時はすみませんでした笑)。


購入の決め手になったのは、基本的に更新費用が必要のないライセンス方式に加えて、Nacsportの細部までこだわった機能が魅力的だったということかな。




『第一印象はどうでしたか?』


コーチ兼アナリストとして、購入する前にソフトウェアの性能を確認したかったので、無料試用版を使用しました。


そのときすぐに、素晴らしいソフトだと感じた。


また、ブラッドリー氏はライセンスを購入する前にも、多くの質問に答えてくれて、それもソフトを使いこなすためにとても助かったんだ。


購入後、いくつかの問題が発生しましたが、Nacsportのサポートチームは素晴らしく、すぐに問題を解決してくれた。


ソフトの性能だけでなく、そういった点もありがたいサービスだったと思っているよ。




『どのような過程で分析されているか、少しお聞かせください』


私の分析では、週ごとに異なるプロセスでアプローチをしている。


プレシーズン時に、自分たちと対戦相手についてのビデオを分析し、選手たちに良い点と悪い点に関するフィードバックを送っているよ。


これにより、私たち自身のレベルアップと同時に、相手チームの対策もできている。


また、選手に映像を見せるときは【Klipdraw】を使用して、試合のクリップにアニメーションを入れて選手に見せるようにしている。


分析された物はすべて、試合前夜に、クラブでウェブ媒体を通じて共有しているんだ。


試合の日は、私たちはiPadを使用して、ショートコーナーアタックとディフェンスを撮影し、映像を見直し、その場でプレーを修正しているんだ。


選手たちと試合中に映像を見直すことをチームに定着させるのには数週間かかった。


しかし、その効果を実感してくるにつれ、その必要性を理解してくれ、さらには選手たち自ら質問をしてくれるようにもなってきたよ。


この時、私たちは取り組みが効果を上げてきたと感じている。


Nacsportで整理された個々のクリップは、プレーヤーが試合内の特定の状況(ゴールキーパーとの1対1など)に素早く対応するために役立っている。


選手へクリップを見せたことに【試合中にプレーを改善するのに役立った!!】感謝してくれることもあったんだ!!


選手たちのために、私が映像作成のときに心がけていることは

できるだけ1つのクリップを短くし、選手が飽きずに、興味が続くように作ることかな。(クリップごとの時間は最大15-20秒)


映像による分析を使ったフィードバック好む選手もいれば、もちろん中には、あまり興味を示さない選手もいる。


それでも、選手達は、クラブとして、なぜそれを行っているのか理解してくれているよ。


シーズン中は火曜日と木曜日にトレーニングを行い、通常は日曜日に試合があるんだ。

その試合を撮影し、2日後にトレーニング用のクリップを作成する。


また、クラブ全体として、3つグラウンドを新たに建設するなど、新しい取り組みのために設備投資を行った。


夏には、トレーニングをビデオ撮影するための高層プラットフォームを建設する予定だよ。


それによって、来シーズンからは、トップチームだけでなくクラブの全てのチームが試合やトレーニングを撮れるようになり、ジュニアチーム担当のコーチ達からの要望にも応えられるようになる。


自分たちで撮影した映像の他にもリーグが提供しているものやYouTubeなどを使って、シーズン中のさまざまな映像をチームに見せてきたんだ。


Nacsportの大きな利点の1つに、様々な種類の映像ファイルに対応しているため多様な映像を分析できる事がある。


Basic Plusを使用すると、各プレーを素早くレビューできるんだ。

困ったときもNacsportのサポートチームが手助けしてくれるのでとても助かっているよ。




『さいごに...』


今回は、ケンブリッジシティホッケークラブのピーターソン氏にインタビューをさせて頂きました。


コーチ自身が分析作業に慣れるのにも時間がかかりますが、選手が慣れるのにも時間が必要なんですね。


ただ、その取り組みが定着すると効果が上がっていくようですね!


インタビューにも何度か出てきましたがNacsportでは、ソフトの販売だけでなく、その後のサポートまでお手伝いさせていただいております。

皆様も気軽にご連絡いただければと思います!

『筆者 Daisuke Matsuuraについて


関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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