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『フリーランスのスポーツアナリストとして生きていく』

更新日:2022年6月20日

本日は、フリーランススポーツアナリストとして活躍するマクファーレン氏に接近します。


こちらの記事では、

・彼がどのような経緯でフリーランスアナリストになったのか

・フリーランスアナリストとしての働き方

・フリーランスアナリストとしての生き甲斐

・どのようにNacsportを使用しているのか

などを纏めています。



それでは、みていきましょう!!



〜目次〜

・マクファーレン氏の経歴と仕事

-主なクライアント

-仕事内容

・違いを生む

・1週間の仕事の流れ

-今後の発展

-土曜日の夜は忙しい ・対戦相手の偵察

・Nacsporrtを使用する理由




『マクファーレン氏の経歴と仕事』


マクラーレン氏は、現在フルタイムで分析を様々なサッカーチームに提供しています。


そんな彼のバックグラウンドとは?


実は、元ラグビーのコーチ!!だったそうです。

現在は、サッカーの分析をメインの仕事としつつ、ラグビーの指導者としての活動も継続しています。


-主なクライアント 主なクライアントとは?


スコットランドの下位リーグのチームです。


なぜなら、下位リーグに所属するチームは、トップクラブに見られるような、分析部門を設立する資金がないからです。


そんなチームに、分析という貴重なサービスを提供しています。


-仕事内容 マクファーレン氏は主にNacsportを使用して仕事をしています。

・試合分析

・対戦相手分析

・選手に向けのハイライトリールの作成

など、さまざまな分析ソリューションをクライアントに提供しています。


それでは、彼の仕事内容をもっと深く見てきましょう!!


『違いを生む』


マクファーレン氏:

「私が分析を提供しているチームは、スコットランドの下位リーグで競い合っています。私は、そんな彼ら彼女らにビデオ分析サービスを提供できて幸運です。」 多くのトップチームは、アナリストを雇い、分析に専念する部門を持っています。しかし、私のクライアントチームは、そのようなチーム環境からは数百万マイル離れています。

私たちは、そのようなチームにも分析を提供したいと思い活動をしています。スポーツにおいて分析は非常に重要です。そのため、これらかも様々なチームに採用されていくだろうと確信しています。


そんな我々の活動の背中の押してくれるのが、Nacsportです。

Nacsportの幅広いソフトウェアとアドオン機能は、少ない予算でも使用することができます。

たとえば、私のクライアントの一つのチームは、多くのお金を選手に支払う代わりに、分析にお金を使うことを選択しました。

なぜなら、将来的に見た時に、分析は選手獲得の際のセールスポイントになるからです。もちろん、チーム、個人選手の改善に役立ちます。 わずかなお金でも選手の向上をサポートしたいという思いを感じさせてくれる素晴らしい例だと思います。



『1週間の仕事の流れ』 私たちの仕事は、通常試合の日である土曜日から始まります。

基本的にどこかの試合会場に足を運び、試合をライブでコーディングします。時には映像なしで、コーディングを行い、試合後に作成されたタイムラインを映像に加えます。


これにより、コーチたちは試合後すぐに分析を始めることができます。


それだけはなく、コーチ陣はマスコミとの試合後のインタビューの前に映像をすばやく確認することができるようになるのです。

これにより、トンチンカンなスピーチを避けることが可能になります。


-今後の発展

現在、私たちは、APワイヤレスを設定し、ビデオクリップとダッシュボードを含むライブフィードをベンチに送信できるシステムも構築しています。

Nacsport Coach Stationはこのプロセスにおいて重要な鍵となります。これにより、必要に応じてロッカールームでのレビューを行うことも可能となるのです。


以前一度使用した時は、大成功したので、将来また使用できることを楽しみにしています。


-土曜日の夜は忙しい

映像を受け取ってから12時間以内に、共有プラットフォーム上に基本的なデータをコード化したゲームをアップロードすることがルールです。

この作業を行うのは意欲的な2人とアナリストです。彼らは、Nacsportを使用して、土曜日の夜にチームから送られてきた映像にタグを付けます。


この基本的なデータを採取するためのボタンテンプレートは、全チーム同じものを使用しています。それらデータを可視化するためのダッシュボードはチームごとに作成されています。

基本的なデータを採取した後は、個人データの採取にかかります。チームによって戦略と哲学が違うため、この際に使用するボタンテンプレートはクラブごとに異なります。


『対戦相手の偵察』

個人選手のタグ付けを終えると、スカウティング・・・つまり、対戦相手の分析が始まります。

試合は主に過去3試合を観ます。

スカウティングの際は、利用可能であれば、WyscoutまたはInstatというデータプロバイダー会社から映像を取得します。次に、ビデオファイルを作成し、スカウティングが始まります。その後、重要なクリップを作成し、メモ、または、KlipDrawを使用して映像に描画を追加し、長さを調節します。映像を編集する意図は、メッセージをより明確にするためにあるのです。


そして、その中から選手に見せる映像が決まるのです。

リーグによっては、試合周期が短いものもあります。その時は、休みの日だとしても少し仕事をする場合があります。


そして、また新しい週が始まるのです。 私たちは、COVIDが原因で、アピールの場を失った選手のためにハイライト映像の作成もしました。このサービスを利用した多くの選手がフルタイムまたはパートタイムの契約を結ぶことができました。これに対して、非常に嬉しく思います。

『Nacsporrtを使用する理由』


私は過去20年間、様々な分析ソフトウェアを使用してきました。そして、Nacsportに辿り着き、落ち着いたのです。私はNacsportに非常に満足しています。さらに、AnalysisPro(イギリスでNacsportを扱っている代理店)からのサポートは本当に素晴らしい。 私が、特に気に入っている部分は、アップデートと機能です。Nacsportのグラフィックディスクリプターは非常に気に入っています、以前は「マトリックスマン」、マトリックスを使用して、映像やデータを確認していましたが、今は「ダッシュボードダフト」、ダッシュボードを使用して映像やデータを確認しています。

私のようにフリーランスアナリストとして働く方法は、皆様に合うとは限りません。時に。同じスポーツでさまざまなクラブと協力することは難しい場合があります。そのため、クラブとの信頼関係は重大です。信頼関係のためにもクラブの許可なしで、映像やデータを共有することは一切ありません。私たちは優れた戦術的洞察を提供しているわけではありません。それは、クラブに所属しているアナリストの仕事です。そのため、チームごとに利益の差はありません。私たちは、あくまでも脇役でしかありません。私たちがしていることは、彼らがデータ採取ではなく、他の場所で時間を使用できるようにお手伝いをしているのです。

もし、分析の層をさらに深く掘り下げたいと思うのであれば、1つのクラブで作業することは非常に素晴らしいことだと思います。しかし、私は、様々なチームに所属するアナリスト、ビデオグラファー、スタッフ、選手たちと仕事をすることにとても楽しみを感じています。




「最後に」


お読み頂きありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

フリーランスのアナリストとしての経験を共有しくれたマクファーレン氏に心から感謝します。


日本では、海外のような分析の文化はまだないため、マクファーレン氏のようなフリーランスのアナリストの存在に疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?

今後、日本にもスポーツ分析の波は押し寄せてきます。その波に備えて、スポーツ分析を初めてみては、いかがでしょうか?


Nacsportは30日間の無料体験を行なっています。興味がある方は、この機会に是非お試ししてみはいかがでしょういか?



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『筆者 Daisuke Matsuuraについて

関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はブラックラムズ東京でラグビーアナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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